ブックカバー

まったく本を読まないわたくしですが、友人のオーダーでブックカバーを制作。

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クロム系なので、初めてヘリ返しでつくりましたが、、、ヘリ返しってめっちゃむずい!!
最初は革包丁で地道にへりを削ってましたが全然うまくいかず。。。奥底に眠ってた「scharf fix」という手動革漉き機を使ってやると比較的うまくいきました。

https://www.scharffix-japan.com/

こいつも使い慣れるまでかなり苦戦しましたが、「あまり漉き過ぎない」!これに尽きます。0.5mmで漉いたらむらなくきれいに漉けました。そのくらいの厚みでもきれいにヘリ返せたし♪

作り方

  • 横410mm、縦185mmで革を切り出す。
  • ヘリ返しするため、上下左右12mmで漉く。
    scharf fix」を使う場合は、10mmのガイドを使えば、自然と12mmくらいになる
  • 上下左右10mmのところにラインを引く。また、左右80mmのところにラインを引く
  • 厚みを出したくなかったら、80mmのラインのところを中漉き。これもScharf Fixを使ったほうが超楽。
  • 上下左右を10mmラインでヘリ返す。角はざっくり菊寄せでOK(最終的に隠れるし♪)
  • 両サイド80mmラインで折り、ぐるっと縫って完成

ラゲッジタグ

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先日作ったコピー用紙のバインダーでほんの少し革が余ったので、ラゲッジタグなるものを作成しました。

「これ自分のカバン!」というのがすぐにわかる目印みたいなものです。名前を入れればネームタグにも。

↑↑↑ 先日作ったコピー用紙バインダー ↑↑↑

裏地と貼り合わせて縫うだけの超単純なものだけに、コバ磨きに魂込めました♪

↓バッグにつけたところ↓

↓全体像↓

肌色っぽく映ってますが、下のと同じものです。光の加減かな?

作り方

型紙(正確な寸法は、下のほうにAIファイルを添付していますので、そちらを使ってください)
  • 型紙よりちょっと大き目で表革・裏革を切り出す。
    貼り合わせた後に切り出したほうが、コバがきれいに磨けます。
  • 全面をベタッと貼り合わせる
  • 型紙の寸法どおりに切り出す。(内側の引っ掛ける部分はまだ切らない)
  • へりを落としてひたすらコバ磨き
  • 全体をぐるっと縫う(縫い白2.5mm)
  • 内側の引っ掛ける部分を切り出す

型紙

AIファイルです。イラストレータ等で使ってください。

本革コピー用紙バインダー(メモ帳代わり)

最近パソコンでメモを書く(入力する)ケースが多くなり、手帳は持ち歩かなくなった。

でも、たまに紙に書くこともある。例えば上司に「ちょっといい?」と突然呼ばれたとき。わざわざパソコンを持っていくのもおっくうだけど、手ぶらもよろしくない。で、その辺に転がってる紙を持って行く。

そんな人向けの「A4コピー用紙バインダー(メモ帳代わり)」を革で作りました。

単にA4コピー用紙を挟むだけの、いたってシンプルな作品です。

革はトスカーナというイタリアの革で、きれいなシボが入っているオイル多めの柔らかい革です。1デシ230円。た、たかい・・・

実は今度退職する人がいて、その人のプレゼントにと作成しました。プレゼントだけに、コバはすさまじく磨きました♪

もらってくれる人、喜んでくれることを祈りつつ、コバ磨きまくりました。

作り方

  • 315×228で革を切り出す
    – 315=297+10+3*2(縫いしろ)+1(切り落とし)*2)
    – 228=210+10+3*2+1*2
    ⁻ 厚さは1.6mmを使いました
  • 305×218でボンテックス(型紙)を切り出す
  • 革の裏側に、5mmで線を引く(ボンテックスを貼る際のガイド)
  • 革・ボンテックスにゴムのりを全体に塗る
    (端だけ糊付けすると革がたわむので全体に糊付け。
     貼る範囲が広いのでゴムのりがGood)
  • 革とボンテックスを貼り合わせる
  • 本体の、紙留めを貼る部分をけがいて、紙留めを貼る
    (紙留めのサイズは適当です。いい塩梅で♪)
  • 面取りをして、ひたすらコバを磨く
    (糸が汚れるのがいやで、僕は先にコバを磨きます)
  • 3mmで縫い合せる