LolipopでGit Hubを使う

LolipopでPythonを動かすために、Windowsパソコンでプログラム作成→Git Hubへアップロード→Lolipopに持ってくるといった流れを作りました。その際の環境構築メモです。

ココでは、Git Hub→Lolipopの接続についてまとめています。パソコン→Git Hubの接続は「Git Hubを使う」の記事を参照してください。

ちなみに、SSHを使うので、Lolipopのプランが「スタンダードプラン」以上じゃないとだめです。エコノミーやライトだとSSHが使えません。

Lolipopと簡単に接続する環境づくり

まず、Win-Lolipopの接続について。SSHでLolipopと通信する際、毎回
ssh ユーザー名@サーバ -p ポート
と打つのが面倒なので、簡単にアクセスできるように環境を作ります。

ざっとした構築の流れは、パソコンで作った公開鍵をlolipopサーバにコピーするという手順なのですが、この「コピーする」でつまずきました。。。

$ ssh-copy-id -i ~/.ssh/id_rsa.pub -p 2222 <SSHアカウント名>@<サーバー名>
ERROR: Unable to negotiate with 133.130.35.108 port 2222: no matching host key type found. Their offer: ssh-rsa,ssh-dss

と、エラーになるんです。なので、手動で公開鍵ファイルを作ってます。ちなみに、私がVIエディタを使えないのでかなり遠回りなやり方です。

Lolipopのサーバ情報をメモ

ユーザー専用ページの左のリストから、サーバの管理・設定→SSH へ行って、そこに書かれている「サーバー」「アカウント」「接続ポート」「SSHパスワード」をメモってください。

Windowsパソコンでの作業

以下のようなファイルを作成し、「config」という名前(拡張子なし)で適当な場所に保存します。私はデスクトップに保存しました。サーバ名やアカウント名などは、上でメモした情報を入れます。また、ファイルはUTF-8で保存してください。

Host lolipop
  HostName     <サーバー>
  Port         <接続ポート>
  User         <アカウント>
  IdentityFile ~/.ssh/id_rsa

続いて、このファイルをSSHフォルダにコピーします。SSHのフォルダは、「Git Hubを使う」の記事で鍵を作ったときに、そのパスが出てきていると思います。大体は c:\users\ユーザー名\.ssh ですかね?

Git Bashでコピーするんだったら以下のような感じのコマンドです。

$ cp /c/users/ユーザー名/desktop/config ~/.ssh/

また、公開鍵(id_rsa.pubの中身)も後々使うので、ファイルをメモ帳などで開いておきましょう。

Lolipopでの作業

パワーシェルなどを起動し、LolipopとSSH通信を行います。

ちなみに、接続する際にssh専用パスワードが必要になります。上述の「lolipopのサーバ情報をメモ」の画面でパスワードが出ていると思うので、それをコピーしておきましょう。このパスワード入力が超絶面倒ですが、以下の設定が終われば入力不要になります。

Windowsキーを押して「powershell」と打ってエンターキーを押すと、PowerShellが起動するかと思うので、

$ ssh ユーザー名@サーバ名 -p 接続ポート

でlolipop内に入ります。私の場合、Git Hubと通信するためにすでに公開鍵を作っていたので、まずそのパスワードを入れて、次にlolipop固有のSSH用パスワードを入力しました。

lolipopに入ったら、まずルートの下に「.ssh」フォルダを作ります。

$ mkdir ~/.ssh

その中に入って公開鍵ファイルを手動で作るわけですが、私がVIエディタが使いない。。。ということで、FTPツールを使いました。

まずはlolipop FTPツールに行って、ルートフォルダにてファイルを新規作成してください。

ファイルの中身は、パソコンで作ったid_rsa.pubファイルの中身をまるっぽコピーして、ファイル名は「authorized_keys」にして保存します。権限まわりはデフォルトでOKです。

そのファイルを、.sshフォルダにコピーします。

cp ~/web/authorized_keys ~/.ssh/

これで何とか「パソコンーlolipop」の接続が簡単にできるようになりました。

いったん exit でlolipopを抜けた後、再度

ssh lolipop

と入力してください。SSHパスワード無し(rsaのパスワードは必要)でlolipopに入れれば成功です。

Lolipop – Git Hub間のSSH接続設定

基本的には、「Git Hubを使う」の記事で書いた設定方法と一緒です。

$ cd ~/.ssh
$ ssh-keygen -t rsa -C メルアド

その中身をCatとかで出して

cat id_rsa.pub

その中身をマルっとコピーし、Git HubのSSH設定画面に貼り付けましょう。貼り付け方は、「Git Hubを使う」の記事を参考にしてください。

また、ついでにリポジトリの画面からSSH接続用アドレスをコピっておいてください。(以下で使います)

Git Hubからプログラムダウンロード

~/webの下に、適当にフォルダを作ってください。

mkdir ~/web/testprogram

その中に入り、initし、リモート接続を作ります。

cd ~/web/testprogram
git init
git remote add 上でこぴったGitHubのSSHアドレス

あとは、引っ張ってくるだけ!

git pull origin master

これで、testprogramの中にファイル群がコピーされていれば成功です。

これでパソコン-Git Hub-lolipopがつながりました。

具体的な作業は、パソコンでプログラムを修正・追加し、Git Hubに上げ、それをlolipopで引っ張ってくる感じです。

<パソコン作業(Git Bash)>
$ git add *
$ git commit -c "コメント"
$ git push origin master

<lolipop作業(lolipopにSSHで入って作業)>
$ git pull origin master

よく使うコマンド

git bash などでよく使うコマンドメモ。

ごちゃごちゃしてきたら、いったんまるっとつくりかえ
$ git clone リポジトリのSSHアドレス

git add *で不要なファイルまで登録されたら、手動削除
$ git rm <ファイル名>
$ git rm -r <ディレクトリ名>

フォルダ内強制削除
rm -rf フォルダ名

リストをきれいに出力
ls -l

ファイル権限変更
chmod 700 file

Git Hubを使う

LolipopのレンタルサーバでPythonを動かす場合、Pythonプログラムのやり取りを頻繁に行う必要があります。それを効率的に行うため、いまさらながらGit Hubを使うようにしました。

Gitのインストール

まずはGitを自分のパソコンにインストールしましょう。

公式サイトからインストーラをダウンロードして、インストールしてください。インストール時にいろいろとオプションが選べますが、すべてデフォルト設定で大丈夫です。以下のサイトがとても丁寧にインストール手順を紹介されていました。

https://www.curict.com/item/60/60bfe0e.html

ショートカットアイコンの微調整

スタートメニューにあるショートカットを微調整します。大体は、以下のフォルダにGit関連のショートカットが保存されていると思います。

C:\ProgramData\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs\Git

ここにある「Git Bash」を右クリック→プロパティを開いて、
– リンク先 : ”C:\Program Files\Git\git-bash.exe”(–cd-to-home を削る)
– 作業フォルダー : 自分が好きな作業場所
としましょう。これで、このアイコンでGit Bashを起動したら、自分が独自に作っているGit作業フォルダでGitが始まります。

ユーザー登録

Git Bashを起動して、名前やメルアドを登録しましょう。(最後の1行は確認用です)

git config --global user.name "******"
git config --global user.email ****
git config --list

今後、Windowsパソコン – Git Hub – Lolipopの間でやり取りが発生しますが、例えばcgiファイルのパーミッション(700)とかに影響を出さないため、Win環境ではパーミッションは無視するような設定にします。

git config core.filemode false

Gitの管理対象に追加

Gitの管理を行うプログラム群を保存する場所を決めましょう。私は
C:\Users\*****\Documents\git-ws
にしています。

その下に適宜フォルダを作って、そこにプログラムを置きましょう。私はgit-wsの下に
\python\mylibrary\testprogram
というフォルダを作りました。

Gitで、そのフォルダに行きます。

cd ./python/mylibrary/testprogram

そこで「git init」を実行したら、そこがGitの管理下に入ります。

git init

Git Hubの登録

Git Hubにアカウントを作成しましょう。アカウントの作成方法はいろいろと出ていると思うので、そちらをご参照ください。以下のサイトがとても親切に書いておられました。

https://codelikes.com/github-account-register/

登録が完了したら、リポジトリを作成しましょう。リポジトリ名は、上で作成したフォルダ(testprogram)に合わせましょう。

すると、上のほうに連携用アドレスが書かれた部分があると思うので、「HTTPS」を押して、HTTPS通信用のアドレスをコピーしてください。

HPPTSを押して、右端ボタンを押すとクリップボードにアドレスがコピーされます

プログラムのアップロード

これでGit Hubにパソコンで作ったプログラムをアップする準備が整いました。

Git Bashに戻って、以下のコマンドを流してください。

git add *
git commit -m "コメント(1st commitとか)"
git remote add https://*******(上でコピったアドレス)
git push origin master

ユーザーIDとパスワードを入れれば、Git Hubにファイル群がアップロードされます。Git Hubに行ってファイル群が来てるか確認してみましょう。

SSH通信でパスワード入力をなくす

いちいちパスワードを通すのが面倒くさいので、SSH通信にしましょう。

以下のサイトを参考にさせていただきました。

https://qiita.com/Sub_Tanabe/items/4e03dcf42e3b0d19bb66

Git Bash(パソコン)での作業

まず、Git Bashにいって、以下のコマンドを流してください。
ssh-keygen -t rsa -C youremailaddress@example.com

$ ssh-keygen -t rsa -C youremailaddress@example.com
Generating public/private rsa key pair.
Enter file in which to save the key (/c/Users/********/.ssh/id_rsa):
Enter passphrase (empty for no passphrase):
Enter same passphrase again:

Your identification has been saved in /c/Users/********/.ssh/id_rsa
Your public key has been saved in /c/Users/********/.ssh/id_rsa.pub
The key fingerprint is:
SHA256:************* youremailaddress@example.com

sshに登録しておきます。

ssh-add ~/.ssh/id_rsa

以下のコマンドで、登録されたか念のため確認。
ssh-add -l

ログにある「pub」ファイルを開いて、そこにある文字列(ssh-rsaから始まってメルアドで終わってると思います)のすべてをまるっとコピーしてください。その公開鍵をGit Hubの設定画面に貼り付けます。ちなみに、以下のコマンドでもコピーできます。(エクスプローラとかでファイルを開かなくてもOK)

clip < ~/.ssh/id_rsa.pub

Git Hubでの作業

今度はまたGit Hubサイトで対象のリポジトリに行き、先ほど「HTTPS」のアドレスをコピったところで、今度は「SSH」アドレスをコピります。

Git Hubの右上にある自分のアイコンをクリックし、そこからSettingsをクリック。左のリストから「SSH and GPG keys」を選択。で、New SSH Keyという緑のボタンを押して、出てきた画面に公開鍵をコピペしてください。

またまたGit Bashでの作業

そのアドレスを登録します。まず、HTTPS通信で登録したアドレスを削除します。

git remote rm origin

念のためリスト確認。

git remote -v

次に、SSHアドレスの登録です。

git remote add origin コピったアドレス

試しにPushしてみましょう。

git push origin master

あとは、プログラムを修正・追加したら以下のコマンドを繰り返すだけでGit Hubにプログラムがアップロードされます。

git add *
git commit -m "コメント"
git push origin master

以上です。ご覧いただきありがとうございました。

FXのヒストリカルデータをPythonで取得

過去データをPythonでがさっと取得できるところのご紹介です。

いろいろ探したのですが、「日足しかない」「直近データしかない」など微妙なサイトが多くてなかなかいい塩梅のところが出てきませんでしたが、「HistData.com」というところが専用のPythonライブラリも用意してくれていて一番楽ちんにデータ取得できました。

https://www.histdata.com/

まず、PIPインストールしましょう。

pip3 install histdata

次はPythonコーディング。

まず、ZIPファイルをガサッと取得する部分です。ちなみに、去年までのデータは年間でまとめられているらしく、去年までのデータと今年のデータの取得方法がちょっと違います(根本は一緒)。

import pandas as pd

# HistData.Com専用ライブラリ
from histdata     import download_hist_data as dl
from histdata.api import Platform as P, TimeFrame as TF

#解凍用
import shutil 

pair = 'eurjpy'
y_first = 2018
y_last  = 2022

# ダウンロードしたファイル名を格納
fnlist = []
fn = ''

#--- メモ ---------------------------#
#   - 去年までのデータは年間でまとめられていらしい

#--- 去年までのデータ(「month=None」で取得) -------#
for y in range(y_first, y_last):
    print(y)
    try:
        #ZIPファイルのダウンロード
        fn = dl(
                    year=y
                  , month=None
                  , pair=pair
                  , platform=P.GENERIC_ASCII
                  , time_frame=TF.ONE_MINUTE
        )
        fnlist.append(fn)

        #解凍
        shutil.unpack_archive(fn, 'dir_out')
    except:
        print('error!')

#--- 今年の分を月ごとに取得
y = y_last
for m in range(1,13):
    print(y, m)
    try:
        fn = dl(
                    year=y
                  , month=m
                  , pair=pair
                  , platform=P.GENERIC_ASCII
                  , time_frame=TF.ONE_MINUTE
        )
        fnlist.append(fn)

        shutil.unpack_archive(fn, 'dir_out')
    except:
        print('error!')

次に形の成形。データのちょっとした注意点は以下の通りです。

  • 日時は「EST WITHOUT Day Light Savings」らしい
  • Tickか1分しかない(5分足とかない)

詳しくは以下のサイトをご参照。

これを踏まえて以下のようにコーディングしました。

#--- メモ ---------------------------#
#   - 日時は「EST WITHOUT Day Light Savings」らしい
#   - Tickか1分しかない(5分足とかない)

# ひな型(こいつに足していく)
data = pd.DataFrame([['', 0,0,0,0,0]])[:0]

for fn in fnlist :
    # 解凍後のファイル名に微修正
    fn = 'dir_out/' + fn[2:]
    fn = fn[:-4] + '.csv'
    print(fn)
    tmp_data = pd.read_csv(fn, header=None, delimiter=';')
    data = pd.concat([data, tmp_data])

# 成形        
data.columns = ['date', 'Open', 'High', 'Low', 'Close', 'dmy']
data = data.drop(columns=['dmy'])

data['date'] = pd.to_datetime(data.date)
data.date = data.date.dt.tz_localize('EST') #サマータイムなしのESTらしい

data = data.set_index('date')

# 扱いやすいよう、タイムゾーンをUTCにしておく
data = data.tz_convert('utc')

タイムゾーンが少々厄介でしたが、以下のサイトが非常にわかりやすく助かりました。

https://note.nkmk.me/python-pandas-tz-convert-tz-localize/
https://note.nkmk.me/python-datetime-pytz-timezone/

以上です。ご覧いただきありがとうございました。

仮想通貨の時系列データを取得する

時系列データ / Historical Data / 過去データ

Binanceの時系列データ

時系列データが欲しい人は、おそらく自分で分析したい人だと思います。となると、種類がいっぱいあったほうがいい。というわけで、私はBinanceの過去データを使ってます。

ココに行って、ほしい時系列データ(Historical Data)をダウンロードしましょう。

ただし、Binanceは円のペアを扱っていない!BTC/JPYやETH/JPYはないので、その点注意してください。

また、ドルもないのですが、バイナンスドル(BUSD)ペアで代替可能かと思います。対ドルのETHが欲しい場合は、ETH/BUSDです。

ファイルフォーマット

時間データ(Open日時/Close日時)は、エポックミリ秒という形で入っています。
また、ヘッダは入っておらず、以下のリンクから情報を得ました。
https://stackoverflow.com/questions/50374993/what-are-the-column-header-names-in-from-historical-klines-websocket-in-binance

Pythonで取り込む場合、以下のコードを参考にしてください。

import os
import pandas as pd
import datetime as dt

# データ読み込み
data = pd.read_csv('ETHBTC-5m-2022-09-22.csv', header=None)
data.columns = [
        'open_time'
      , 'Open', 'High', 'Low', 'Close'
      , 'Volume'
      , 'close_time'
      , 'qav'
      , 'num_trades'
      , 'taker_base_vol'
      , 'taker_quote_vol'
      ,  'ignore'
]

# open_timeをインデックスにセット
data = data.set_index(
    pd.to_datetime(
        data['open_time']/1000
      , unit='s', utc=True
    )
)

# 不要カラム削除
data = data.drop(columns=['open_time','close_time','ignore'])

# 確認
print(data[:2])

# 日本のタイムゾーン
print(data.tz_convert('Asia/Tokyo')[:2])

APIで取得(要Binanceアカウント)

もしBinanceにアカウントがあれば、APIで取得できます。

バイナンスサイト

APIキーが必要になります。アカウントを作成したら、アカウント管理画面からAPIキーを作成しましょう。

まずは、PythonにBinanceのライブラリをインストールします。

$ pip3 install python-binance

次のコードを参考に、ローソク足データを取得してみてください。ちなみに、間隔設定は以下の通りです。

KLINE_INTERVAL_4HOUR : 4時間足
KLINE_INTERVAL_1HOUR : 1時間足
KLINE_INTERVAL_5MINUTE : 5分足

その他、ココを参考にしてください。直接’5m’とかを指定してもOKです。

# ライブラリ読み込み
from binance.client import Client

# APIキー設定
api_key = 'Binanceから発行されたAPI Key'
api_secret = 'Binanceから発行されたSecret Key'

# Client作成
client = Client(api_key, api_secret)

# ローソクチャートのデータ取得(4時間足)
data = \
pd.DataFrame(
    client.get_historical_klines(
                "ETHBTC"
              , Client.KLINE_INTERVAL_4HOUR
              , "2022-09-20"
              , "2022-09-21"
    )
)

関数にしたものもご参考までに載せておきます。

import pandas as pd
import yaml
from binance.client import Client

def GetHistoricalData_Binance(api_key, api_secret, pair, sdt_from, sdt_to, interval, f_timezone_tokyo = False) :
    # interval : 1m, 3m, 5m, 15m, 30m, 1h, 2h, 4h, 6h, 8h, 12h, 1d, 3d, 1s, 1M
    # sdt : yyyy-mm-dd 形式の文字列
    # f_timezone_tokyo : Trueの場合、東京時間にする
    
    # Client作成
    client = Client(api_key, api_secret)

    # ローソクチャートのデータ取得
    data = \
    pd.DataFrame(
        client.get_historical_klines(
                    pair
                  , interval
                  , sdt_from
                  , sdt_to
        )
    )

    # 成形
    data.columns = [
            'open_time'
          , 'open', 'high', 'low', 'close'
          , 'volume'
          , 'close_time'
          , 'qav'
          , 'num_trades'
          , 'taker_base_vol'
          , 'taker_quote_vol'
          ,  'ignore'
    ]
    data = data.drop(columns=['close_time','ignore'])

    # open_timeをインデックスにセット
    data = data.set_index(
        pd.to_datetime(
            data.open_time/1000
          , unit='s'
          , utc=True
        )
    )
    data = data.drop(columns=['open_time'])

    # 日本のタイムゾーンに変換する場合
    if f_timezone_tokyo == True :
        data = data.tz_convert('Asia/Tokyo')

    return data

Pythonでスマートコントラクト – Metamask編②

前回の記事では、Metamask経由でHello Worldを呼び出しました。

http://fxscore.com/2022/09/14/python%e3%81%a7%e3%82%b9%e3%83%9e%e3%83%bc%e3%83%88%e3%82%b3%e3%83%b3%e3%83%88%e3%83%a9%e3%82%af%e3%83%88-metamask%e7%b7%a8/

これは「Hello World」という文字をスマコンから引っ張ってきてるだけです。次は、トランザクションを作ってスマコンに値を書き込みましょう。といっても、「Pythonでスマートコントラクト-送信編」でやったやり方とほぼ一緒です。違う点は、Remixでのデプロイ先をRinkebyにすることと、infura経由で接続するところです。

スマコンを作る

以下のプログラムを、Remixで作りましょう。「Pythonでスマートコントラクト-送信編」にあるものと全く一緒です。ABI・Bytecodeを使いますので、メモ帳に貼り付けておきましょう。

pragma solidity >=0.4.0 <0.8.0;

contract aisatsu {
    string public message;

    constructor() public {
        message = 'Ohayou';
    }

    function set_aisatsu(string memory _message) public {
        message = _message;
    }

    function get_aisatsu() view public returns (string memory) {
        return message;
    }
}

Rinkebyへデプロイ

コンパイルが終わったら、デプロイ画面でEnvironmentをWallet Connectにして、Metamaskの接続先をRinkebyテストネットワークにし、デプロイです。前回の記事と全く一緒の作業手順です。

Python部分

ここも、前回の記事と構成は一緒です。

まず接続部分。

from web3 import Web3

# Rinkebyにつなぐ
w3 = Web3(Web3.HTTPProvider('***infura.ioからRinkebyテストネットワークのアドレスをコピペ***')) #Rinkeby

# つながったかのチェック
print(w3.isConnected())

次に、接続情報のセット。トランザクションを作成するので、秘密鍵やBytecodeなども必要です。詳しくは「Pythonでスマートコントラクト-送信編」を。

# 各種情報
contractAddress = '***コントラクトID***'
abi = \
ABI情報を貼り付け(true/falseの書き換え忘れずに)

bc = \
Bytecode情報を貼り付け

private_key = '***MetamaskからPrivate Keyをコピペ***'

# MetamaskアカウントID
acc = w3.toChecksumAddress('***MetamaskからアカウントIDをコピペ***')

一旦デフォルト値を呼び出して確認。保有残高も減りません。

# コントラクトオブジェクト生成
oha = w3.eth.contract(address=contractAddress, abi=abi, bytecode=bc['object'])

# トランザクション発行前の保有残高
print(w3.fromWei(w3.eth.getBalance(acc),"ether"))

# デフォルト設定値を呼び出して確認
print(oha.functions.get_aisatsu().call())

# トランザクション発行後の保有残高→減ってません
print(w3.fromWei(w3.eth.getBalance(acc),"ether"))

値のセット。今回の肝。残高もしっかり減ります♪

# トランザクション作成
tx = oha.functions.set_aisatsu('Yahho-----').buildTransaction( {
    "gasPrice": w3.eth.gas_price, 
    "from": acc, 
    "nonce": w3.eth.getTransactionCount(acc), 
})

# サイン
signed_tx = w3.eth.account.signTransaction(tx, private_key)

# トランザクション発行前の保有残高
print(w3.fromWei(w3.eth.getBalance(acc),"ether"))

# トランザクションの送信
tx_hash = w3.eth.sendRawTransaction(signed_tx.rawTransaction)
tx_receipt = w3.eth.waitForTransactionReceipt(tx_hash)

# トランザクション発行後の保有残高
print(w3.fromWei(w3.eth.getBalance(acc),"ether"))

ちゃんと書き換わったか確認。

# 書き込んだメッセージを取得
print(oha.functions.get_aisatsu().call())

というわけで、問題なく書き込み&読み込みができました。

Pythonでスマートコントラクト – Metamask編

前回の記事ではGanacheを使ってスマコンを操作しました。

http://fxscore.com/2022/09/12/376/

これだと、家の中でわちゃわちゃやってるだけですよね。ということで、次は、Metamaskを使って、テスト環境だけどインターネットワールドに出て行ってみましょう。

新たに使用するもの

  • Metamask
  • infura.io

の2つです。

Metamask

まずはMetamaskを準備しましょう。いろいろと記事が出ていると思いますが、私は以下の記事が一番わかりやすかったです。

https://dev.classmethod.jp/articles/aragon-dao-metamask/

このサイトではRinkebyのイーサリアム調達方法を教えてくれますが、Ropstenのイーサが欲しい場合は、 https://faucet.egorfine.com/ に行って、MetamaskのAccount番号を入力するだけです。しかも太っ腹に10ETHくれます♪

infura.io

イーサリアムネットワークに接続する際、標準はGethというツールを使うらしいのですが、パソコンへの負担がハンパないし、そもそもうまく接続できませんでした。このinfura.ioというサイトは、インターネット版Gethみたいなもので、イーサリアムネットワークにつなぐための関所みたいな役割をしてくれます。ホスティングサービスって言うみたいです。

単なる関所なので、プログラムを置いたり何かを動かしたりなんてすることはありません。プロジェクトを作り(=関所を立てる)、そこを経由してイーサリアムに入り込みます。

↓このサイトがインストール方法がわかりやすかったです。
https://24karamawariken.gitbook.io/ethereum-solidity/solidity-programming/ttakontorakutawotesutonettowkudesuru

アカウント登録してプロジェクトを新規作成して立ち上げたら、トップ画面に以下のようなところがあると思います。ここの「MAINNET」をクリックして、「Rinkeby」に変更しましょう。アドレス部分が「https://rinkeby.infura.io/v3/****」に変わると思うので、そのアドレスをコピーしておいてください。

いったんPythonで接続できるか試してみましょう。以下のコードをPythonで流してみて、「True」が返ってくれば成功です。

from web3 import Web3

# Rinkebyにつなぐ
w3 = Web3(Web3.HTTPProvider('***コピーしたRinkebyのアドレス***')) #Rinkeby

# つながったかのチェック
print(w3.isConnected())

これで準備完了です!

スマコンの作成

いつものようにRemixでスマコンを作りますが、前回と違うのは、「Metamask経由でRinkebyテストネットワークにデプロイする」点です。デプロイ先が前回と違います。

まずは、いつものHello Worldをコンパイルしてください。(コンパイルの仕方などは、過去の記事をご参考に)

ABIも使いますので、こぴっておきましょう。

pragma solidity ^0.4.23;

contract HelloWorld {
  function get() public pure returns (string memory) {
    return "Hello World";
  }
}

さてポイントのデプロイです。デプロイ画面のEnvironmentから「Wallet Connect」を選択すると、画面の真ん中にいろいろなウォレットが出てくると思うので、そこからMetamaskをクリックしてください。

Metamaskを選択すると、以下のような画面に切り替わると思います。アドレスの部分には自動でMetamaskのアカウントIDが入ってるはずです。もし赤枠で囲っているところが「Rinkeby」になっていない場合は、Metamaskを開いて「Rinkebyテストネットワーク」に切り替えてください。Metamaskを切り替えたら、Remixのほうも自動で切り替わるはずです。

これで準備完了です。「Deploy」をクリック!すると、Metamaskの画面がポップアップして、「カス代払うけど、いい?」と聞いてきます。リアルマネーじゃないので気軽に「確認」ボタンを押しましょう。ちなみに、万が一MetamaskにETHなどのリアルマネーを入れていて、接続ネットワークをメインネットにしていたら、リアルマネーが差っ引かれます!ご注意ください。あくまでテストネットワークでテストしましょう。

これで、デプロイできてついでにデプロイ料としてガス代も差っ引かれました。10秒くらいすると、Metamaskから通知ボックスに「無事デプロイできました」という通知が入ります。

デプロイが完了したら、コントラクトIDもこぴっておきましょう。

PythonからHello Worldを呼び出し

あとは、以下のような感じでHelloWorldで自作した「get」関数を呼び出しましょう。前回Canacheで接続したときと全く一緒の内容です。

contractAddress = 'コントラクトID'
abi = abiをコピペ

# コントラクトオブジェクト生成
myhello = w3.eth.contract(address=contractAddress, abi=abi)

# 呼び出し
print(myhello.functions.get().call())

Hello Worldという文字が返ってくれば成功です。

Metamask・infuraという超絶便利なサービスができてるおかげで、すごく簡単に実装できました。

次は、Metamask経由で値の書き込みもやってみたいと思います。

Pythonでスマートコントラクト-送信編

(開発環境 – Ganache)

Pythonでスマコンをつつきにいって「Hello World」を出すという記事を先日書きました。

今度は、スマコンに値を書き込むことをしたいと思います。

Ganacheを立ち上げる

今回もGanache経由でつなぎます。Ganacheを立ち上げておきましょう。詳しくは上記の記事に書いています。

立ち上げついでに、RPC ServerのアドレスとPrivate Keyをメモ帳などにいったんコピーしておいてください。こちらも上記の記事に書いてます。

スマートコントラクトの作成

以下のようなSolidityプログラムをRemixでコンパイルしてください。ファイル名は「aisatsu.sol」で。(ぶっちゃけなんでもOKです)

pragma solidity >=0.4.0 <0.8.0;

contract aisatsu {
    string public message;

    constructor() public {
        message = 'Ohayou';
    }

    function set_aisatsu(string memory _message) public {
        message = _message;
    }

    function get_aisatsu() view public returns (string memory) {
        return message;
    }
}

コンパイルしたら、前回同様、Environmentを“Ganache Provider”にして、Deployしましょう。RPC Serverアドレスもおそらくデフォルトから修正しないとだめだと思うので、その点要注意。(HTTP://127.0.0.1:8545 → HTTP://127.0.0.1:7545)

コンパイル&デプロイが終わったら、
– コントラクトID(デプロイ画面)
– ABI(コンパイル画面)
Bytecode(コンパイル画面)
をコピーして、いったんメモ帳とかに貼り付けておいてください。前回はコントラクトIDとABIだけでしたが、今回はBytecodeも使います。

メモ帳に貼り付けたついでに、でtrueをTrueに、falseをFalseに置換しておきましょう。

Pythonでコーディング

Hello Worldみたいにスマコンから値をとってくるだけだったらシンプルなのですが、今回はスマコン上に値を書き込みに行くので、ちょっとややこしい手続きが必要です。

前回の記事でイーサを1人目から2人目に送金することをしましたが、そこでトランザクションなるものを作りました。値を書き込みに行く場合もトランザクションが必要です。ここがちょっとややこしいです。

まずは接続準備パートです。以下のプログラムの「***貼り付け」という箇所に、メモ帳に貼った各種情報を貼り付けてください。

from web3 import Web3

# Ganacheにつなぐ
w3 = Web3(Web3.HTTPProvider('RPC Serverアドレスを貼り付け'))

# つながったかのチェック
w3.isConnected()

# 各種情報
contractAddress = 'コントラクトID貼り付け'
abi = ABI貼り付け(true/falseをTrue/Falseに置換するのを忘れずに!)
bc = Bytecode貼り付け
private_key = 'Private Key貼り付け'

# 1番目の人のアカウントを使う
# (トランザクションを作る場合は「toChecksumAddress」を通す必要あり)
acc = w3.toChecksumAddress(w3.eth.accounts[0])

以下のような感じになります。ABIが長ったらしい。。

from web3 import Web3

# Ganacheにつなぐ
w3 = Web3(Web3.HTTPProvider('HTTP://127.0.0.1:7545'))

# つながったかのチェック
w3.isConnected()

# 各種情報
contractAddress = '0x34b2D9Be7d26DB61053d7fE9B77487069F4ad8fA'
abi = \
[
	{
		"constant": False,
		"inputs": [
			{
				"name": "_message",
				"type": "string"
			}
		],
		"name": "set_aisatsu",
		"outputs": [],
		"payable": False,
		"stateMutability": "nonpayable",
		"type": "function"
	},
	{
		"inputs": [],
		"payable": False,
		"stateMutability": "nonpayable",
		"type": "constructor"
	},
	{
		"constant": True,
		"inputs": [],
		"name": "get_aisatsu",
		"outputs": [
			{
				"name": "",
				"type": "string"
			}
		],
		"payable": False,
		"stateMutability": "view",
		"type": "function"
	},
	{
		"constant": True,
		"inputs": [],
		"name": "message",
		"outputs": [
			{
				"name": "",
				"type": "string"
			}
		],
		"payable": False,
		"stateMutability": "view",
		"type": "function"
	}
]

bc = \
{
	"linkReferences": {},
	"object": "608060405234801561001057600080fd5b506040805190810160405280600681526020017f4f6861796f7500000000000000000000000000000000000000000000000000008152506000908051906020019061005c929190610062565b50610107565b828054600181600116156101000203166002900490600052602060002090601f016020900481019282601f106100a357805160ff19168380011785556100d1565b828001600101855582156100d1579182015b828111156100d05782518255916020019190600101906100b5565b5b5090506100de91906100e2565b5090565b61010491905b808211156101005760008160009055506001016100e8565b5090565b90565b610410806101166000396000f300608060405260043610610057576000357c0100000000000000000000000000000000000000000000000000000000900463ffffffff168063d5b82cc01461005c578063e21f37ce146100c5578063fb19555d14610155575b600080fd5b34801561006857600080fd5b506100c3600480360381019080803590602001908201803590602001908080601f01602080910402602001604051908101604052809392919081815260200183838082843782019150505050505091929192905050506101e5565b005b3480156100d157600080fd5b506100da6101ff565b6040518080602001828103825283818151815260200191508051906020019080838360005b8381101561011a5780820151818401526020810190506100ff565b50505050905090810190601f1680156101475780820380516001836020036101000a031916815260200191505b509250505060405180910390f35b34801561016157600080fd5b5061016a61029d565b6040518080602001828103825283818151815260200191508051906020019080838360005b838110156101aa57808201518184015260208101905061018f565b50505050905090810190601f1680156101d75780820380516001836020036101000a031916815260200191505b509250505060405180910390f35b80600090805190602001906101fb92919061033f565b5050565b60008054600181600116156101000203166002900480601f0160208091040260200160405190810160405280929190818152602001828054600181600116156101000203166002900480156102955780601f1061026a57610100808354040283529160200191610295565b820191906000526020600020905b81548152906001019060200180831161027857829003601f168201915b505050505081565b606060008054600181600116156101000203166002900480601f0160208091040260200160405190810160405280929190818152602001828054600181600116156101000203166002900480156103355780601f1061030a57610100808354040283529160200191610335565b820191906000526020600020905b81548152906001019060200180831161031857829003601f168201915b5050505050905090565b828054600181600116156101000203166002900490600052602060002090601f016020900481019282601f1061038057805160ff19168380011785556103ae565b828001600101855582156103ae579182015b828111156103ad578251825591602001919060010190610392565b5b5090506103bb91906103bf565b5090565b6103e191905b808211156103dd5760008160009055506001016103c5565b5090565b905600a165627a7a723058208de1addefe201c63220a6a920b7d56a07c473de883fdcff05a1e1a045e099fa10029",
	"opcodes": "PUSH1 0x80 PUSH1 0x40 MSTORE CALLVALUE DUP1 ISZERO PUSH2 0x10 JUMPI PUSH1 0x0 DUP1 REVERT JUMPDEST POP PUSH1 0x40 DUP1 MLOAD SWAP1 DUP2 ADD PUSH1 0x40 MSTORE DUP1 PUSH1 0x6 DUP2 MSTORE PUSH1 0x20 ADD PUSH32 0x4F6861796F750000000000000000000000000000000000000000000000000000 DUP2 MSTORE POP PUSH1 0x0 SWAP1 DUP1 MLOAD SWAP1 PUSH1 0x20 ADD SWAP1 PUSH2 0x5C SWAP3 SWAP2 SWAP1 PUSH2 0x62 JUMP JUMPDEST POP PUSH2 0x107 JUMP JUMPDEST DUP3 DUP1 SLOAD PUSH1 0x1 DUP2 PUSH1 0x1 AND ISZERO PUSH2 0x100 MUL SUB AND PUSH1 0x2 SWAP1 DIV SWAP1 PUSH1 0x0 MSTORE PUSH1 0x20 PUSH1 0x0 KECCAK256 SWAP1 PUSH1 0x1F ADD PUSH1 0x20 SWAP1 DIV DUP2 ADD SWAP3 DUP3 PUSH1 0x1F LT PUSH2 0xA3 JUMPI DUP1 MLOAD PUSH1 0xFF NOT AND DUP4 DUP1 ADD OR DUP6 SSTORE PUSH2 0xD1 JUMP JUMPDEST DUP3 DUP1 ADD PUSH1 0x1 ADD DUP6 SSTORE DUP3 ISZERO PUSH2 0xD1 JUMPI SWAP2 DUP3 ADD JUMPDEST DUP3 DUP2 GT ISZERO PUSH2 0xD0 JUMPI DUP3 MLOAD DUP3 SSTORE SWAP2 PUSH1 0x20 ADD SWAP2 SWAP1 PUSH1 0x1 ADD SWAP1 PUSH2 0xB5 JUMP JUMPDEST JUMPDEST POP SWAP1 POP PUSH2 0xDE SWAP2 SWAP1 PUSH2 0xE2 JUMP JUMPDEST POP SWAP1 JUMP JUMPDEST PUSH2 0x104 SWAP2 SWAP1 JUMPDEST DUP1 DUP3 GT ISZERO PUSH2 0x100 JUMPI PUSH1 0x0 DUP2 PUSH1 0x0 SWAP1 SSTORE POP PUSH1 0x1 ADD PUSH2 0xE8 JUMP JUMPDEST POP SWAP1 JUMP JUMPDEST SWAP1 JUMP JUMPDEST PUSH2 0x410 DUP1 PUSH2 0x116 PUSH1 0x0 CODECOPY PUSH1 0x0 RETURN STOP PUSH1 0x80 PUSH1 0x40 MSTORE PUSH1 0x4 CALLDATASIZE LT PUSH2 0x57 JUMPI PUSH1 0x0 CALLDATALOAD PUSH29 0x100000000000000000000000000000000000000000000000000000000 SWAP1 DIV PUSH4 0xFFFFFFFF AND DUP1 PUSH4 0xD5B82CC0 EQ PUSH2 0x5C JUMPI DUP1 PUSH4 0xE21F37CE EQ PUSH2 0xC5 JUMPI DUP1 PUSH4 0xFB19555D EQ PUSH2 0x155 JUMPI JUMPDEST PUSH1 0x0 DUP1 REVERT JUMPDEST CALLVALUE DUP1 ISZERO PUSH2 0x68 JUMPI PUSH1 0x0 DUP1 REVERT JUMPDEST POP PUSH2 0xC3 PUSH1 0x4 DUP1 CALLDATASIZE SUB DUP2 ADD SWAP1 DUP1 DUP1 CALLDATALOAD SWAP1 PUSH1 0x20 ADD SWAP1 DUP3 ADD DUP1 CALLDATALOAD SWAP1 PUSH1 0x20 ADD SWAP1 DUP1 DUP1 PUSH1 0x1F ADD PUSH1 0x20 DUP1 SWAP2 DIV MUL PUSH1 0x20 ADD PUSH1 0x40 MLOAD SWAP1 DUP2 ADD PUSH1 0x40 MSTORE DUP1 SWAP4 SWAP3 SWAP2 SWAP1 DUP2 DUP2 MSTORE PUSH1 0x20 ADD DUP4 DUP4 DUP1 DUP3 DUP5 CALLDATACOPY DUP3 ADD SWAP2 POP POP POP POP POP POP SWAP2 SWAP3 SWAP2 SWAP3 SWAP1 POP POP POP PUSH2 0x1E5 JUMP JUMPDEST STOP JUMPDEST CALLVALUE DUP1 ISZERO PUSH2 0xD1 JUMPI PUSH1 0x0 DUP1 REVERT JUMPDEST POP PUSH2 0xDA PUSH2 0x1FF JUMP JUMPDEST PUSH1 0x40 MLOAD DUP1 DUP1 PUSH1 0x20 ADD DUP3 DUP2 SUB DUP3 MSTORE DUP4 DUP2 DUP2 MLOAD DUP2 MSTORE PUSH1 0x20 ADD SWAP2 POP DUP1 MLOAD SWAP1 PUSH1 0x20 ADD SWAP1 DUP1 DUP4 DUP4 PUSH1 0x0 JUMPDEST DUP4 DUP2 LT ISZERO PUSH2 0x11A JUMPI DUP1 DUP3 ADD MLOAD DUP2 DUP5 ADD MSTORE PUSH1 0x20 DUP2 ADD SWAP1 POP PUSH2 0xFF JUMP JUMPDEST POP POP POP POP SWAP1 POP SWAP1 DUP2 ADD SWAP1 PUSH1 0x1F AND DUP1 ISZERO PUSH2 0x147 JUMPI DUP1 DUP3 SUB DUP1 MLOAD PUSH1 0x1 DUP4 PUSH1 0x20 SUB PUSH2 0x100 EXP SUB NOT AND DUP2 MSTORE PUSH1 0x20 ADD SWAP2 POP JUMPDEST POP SWAP3 POP POP POP PUSH1 0x40 MLOAD DUP1 SWAP2 SUB SWAP1 RETURN JUMPDEST CALLVALUE DUP1 ISZERO PUSH2 0x161 JUMPI PUSH1 0x0 DUP1 REVERT JUMPDEST POP PUSH2 0x16A PUSH2 0x29D JUMP JUMPDEST PUSH1 0x40 MLOAD DUP1 DUP1 PUSH1 0x20 ADD DUP3 DUP2 SUB DUP3 MSTORE DUP4 DUP2 DUP2 MLOAD DUP2 MSTORE PUSH1 0x20 ADD SWAP2 POP DUP1 MLOAD SWAP1 PUSH1 0x20 ADD SWAP1 DUP1 DUP4 DUP4 PUSH1 0x0 JUMPDEST DUP4 DUP2 LT ISZERO PUSH2 0x1AA JUMPI DUP1 DUP3 ADD MLOAD DUP2 DUP5 ADD MSTORE PUSH1 0x20 DUP2 ADD SWAP1 POP PUSH2 0x18F JUMP JUMPDEST POP POP POP POP SWAP1 POP SWAP1 DUP2 ADD SWAP1 PUSH1 0x1F AND DUP1 ISZERO PUSH2 0x1D7 JUMPI DUP1 DUP3 SUB DUP1 MLOAD PUSH1 0x1 DUP4 PUSH1 0x20 SUB PUSH2 0x100 EXP SUB NOT AND DUP2 MSTORE PUSH1 0x20 ADD SWAP2 POP JUMPDEST POP SWAP3 POP POP POP PUSH1 0x40 MLOAD DUP1 SWAP2 SUB SWAP1 RETURN JUMPDEST DUP1 PUSH1 0x0 SWAP1 DUP1 MLOAD SWAP1 PUSH1 0x20 ADD SWAP1 PUSH2 0x1FB SWAP3 SWAP2 SWAP1 PUSH2 0x33F JUMP JUMPDEST POP POP JUMP JUMPDEST PUSH1 0x0 DUP1 SLOAD PUSH1 0x1 DUP2 PUSH1 0x1 AND ISZERO PUSH2 0x100 MUL SUB AND PUSH1 0x2 SWAP1 DIV DUP1 PUSH1 0x1F ADD PUSH1 0x20 DUP1 SWAP2 DIV MUL PUSH1 0x20 ADD PUSH1 0x40 MLOAD SWAP1 DUP2 ADD PUSH1 0x40 MSTORE DUP1 SWAP3 SWAP2 SWAP1 DUP2 DUP2 MSTORE PUSH1 0x20 ADD DUP3 DUP1 SLOAD PUSH1 0x1 DUP2 PUSH1 0x1 AND ISZERO PUSH2 0x100 MUL SUB AND PUSH1 0x2 SWAP1 DIV DUP1 ISZERO PUSH2 0x295 JUMPI DUP1 PUSH1 0x1F LT PUSH2 0x26A JUMPI PUSH2 0x100 DUP1 DUP4 SLOAD DIV MUL DUP4 MSTORE SWAP2 PUSH1 0x20 ADD SWAP2 PUSH2 0x295 JUMP JUMPDEST DUP3 ADD SWAP2 SWAP1 PUSH1 0x0 MSTORE PUSH1 0x20 PUSH1 0x0 KECCAK256 SWAP1 JUMPDEST DUP2 SLOAD DUP2 MSTORE SWAP1 PUSH1 0x1 ADD SWAP1 PUSH1 0x20 ADD DUP1 DUP4 GT PUSH2 0x278 JUMPI DUP3 SWAP1 SUB PUSH1 0x1F AND DUP3 ADD SWAP2 JUMPDEST POP POP POP POP POP DUP2 JUMP JUMPDEST PUSH1 0x60 PUSH1 0x0 DUP1 SLOAD PUSH1 0x1 DUP2 PUSH1 0x1 AND ISZERO PUSH2 0x100 MUL SUB AND PUSH1 0x2 SWAP1 DIV DUP1 PUSH1 0x1F ADD PUSH1 0x20 DUP1 SWAP2 DIV MUL PUSH1 0x20 ADD PUSH1 0x40 MLOAD SWAP1 DUP2 ADD PUSH1 0x40 MSTORE DUP1 SWAP3 SWAP2 SWAP1 DUP2 DUP2 MSTORE PUSH1 0x20 ADD DUP3 DUP1 SLOAD PUSH1 0x1 DUP2 PUSH1 0x1 AND ISZERO PUSH2 0x100 MUL SUB AND PUSH1 0x2 SWAP1 DIV DUP1 ISZERO PUSH2 0x335 JUMPI DUP1 PUSH1 0x1F LT PUSH2 0x30A JUMPI PUSH2 0x100 DUP1 DUP4 SLOAD DIV MUL DUP4 MSTORE SWAP2 PUSH1 0x20 ADD SWAP2 PUSH2 0x335 JUMP JUMPDEST DUP3 ADD SWAP2 SWAP1 PUSH1 0x0 MSTORE PUSH1 0x20 PUSH1 0x0 KECCAK256 SWAP1 JUMPDEST DUP2 SLOAD DUP2 MSTORE SWAP1 PUSH1 0x1 ADD SWAP1 PUSH1 0x20 ADD DUP1 DUP4 GT PUSH2 0x318 JUMPI DUP3 SWAP1 SUB PUSH1 0x1F AND DUP3 ADD SWAP2 JUMPDEST POP POP POP POP POP SWAP1 POP SWAP1 JUMP JUMPDEST DUP3 DUP1 SLOAD PUSH1 0x1 DUP2 PUSH1 0x1 AND ISZERO PUSH2 0x100 MUL SUB AND PUSH1 0x2 SWAP1 DIV SWAP1 PUSH1 0x0 MSTORE PUSH1 0x20 PUSH1 0x0 KECCAK256 SWAP1 PUSH1 0x1F ADD PUSH1 0x20 SWAP1 DIV DUP2 ADD SWAP3 DUP3 PUSH1 0x1F LT PUSH2 0x380 JUMPI DUP1 MLOAD PUSH1 0xFF NOT AND DUP4 DUP1 ADD OR DUP6 SSTORE PUSH2 0x3AE JUMP JUMPDEST DUP3 DUP1 ADD PUSH1 0x1 ADD DUP6 SSTORE DUP3 ISZERO PUSH2 0x3AE JUMPI SWAP2 DUP3 ADD JUMPDEST DUP3 DUP2 GT ISZERO PUSH2 0x3AD JUMPI DUP3 MLOAD DUP3 SSTORE SWAP2 PUSH1 0x20 ADD SWAP2 SWAP1 PUSH1 0x1 ADD SWAP1 PUSH2 0x392 JUMP JUMPDEST JUMPDEST POP SWAP1 POP PUSH2 0x3BB SWAP2 SWAP1 PUSH2 0x3BF JUMP JUMPDEST POP SWAP1 JUMP JUMPDEST PUSH2 0x3E1 SWAP2 SWAP1 JUMPDEST DUP1 DUP3 GT ISZERO PUSH2 0x3DD JUMPI PUSH1 0x0 DUP2 PUSH1 0x0 SWAP1 SSTORE POP PUSH1 0x1 ADD PUSH2 0x3C5 JUMP JUMPDEST POP SWAP1 JUMP JUMPDEST SWAP1 JUMP STOP LOG1 PUSH6 0x627A7A723058 KECCAK256 DUP14 0xe1 0xad 0xde INVALID KECCAK256 SHR PUSH4 0x220A6A92 SIGNEXTEND PUSH30 0x56A07C473DE883FDCFF05A1E1A045E099FA1002900000000000000000000 ",
	"sourceMap": "35:312:0:-;;;89:58;8:9:-1;5:2;;;30:1;27;20:12;5:2;89:58:0;121:18;;;;;;;;;;;;;;;;;;:7;:18;;;;;;;;;;;;:::i;:::-;;35:312;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::i;:::-;;;:::o;:::-;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::o;:::-;;;;;;;"
}

private_key = '**********************************************************'

# 1番目の人のアカウントを使う
acc = w3.toChecksumAddress(w3.eth.accounts[0])

さて、いよいよトランザクションを発行して値を書き込みに行きます。

ちなみに、トランザクション発行にはガス代がかかります。トランザクション発行前と後でその人の保有残高を表示するようにしていますので、確認してみてください。ほんのちょっとだけ減ってるはずです。(0.0004ETHくらい。ざっと100円。これだけで100円って、ぶんちゃけバリ高い・・)

# コントラクトオブジェクト生成
oha = w3.eth.contract(address=contractAddress, abi=abi, bytecode=bc['object'])

# トランザクション作成
tx = oha.functions.set_aisatsu('Ohhayo--').buildTransaction( {
    "gasPrice": w3.eth.gas_price, 
    "from": acc, 
    "nonce": w3.eth.getTransactionCount(acc), 
})
# サイン
signed_tx = w3.eth.account.signTransaction(tx, private_key)

# トランザクション発行前の保有残高
print(w3.fromWei(w3.eth.getBalance(acc),"ether"))

# トランザクションの送信
tx_hash = w3.eth.sendRawTransaction(signed_tx.rawTransaction)
tx_receipt = w3.eth.waitForTransactionReceipt(tx_hash)

# トランザクション発行後の保有残高
print(w3.fromWei(w3.eth.getBalance(acc),"ether"))

書き込んだ値を取得して、ちゃんと書き込まれたかチェックしてみましょう。「Ohhayo–」と返ってくればバッチリです。

# 書き込んだメッセージを取得
print(oha.functions.get_aisatsu().call())

こんな感じで、Python使ってスマコンを操作するようです。個人的には、ガス代の高さが衝撃的でした。。

PythonでWeb3.0のDAppsを作る(開発環境編 – Ganache)

最近Web3.0という単語を知り、そこからDAOという単語を知り、DAOで組織を作ってそこにアプリを組み込み、なにかサービスが作れないかなぁと模索を始めました。

まずはWeb3.0で動くアプリを作りたくなりました。Web3.0という世界にはいろいろ国があって、「イーサリアム国」だとそこで動くアプリが作れるみたいです。これをDAppsと呼ぶみたい。

で、“Web3.0”や“DApps”とかでググってみても、Web3.0とは?DAppsとは?的な、一般的な話しか出てこなかったり、詳しいページがでてきても聞き慣れない単語がうじゃこら出てきて理解できず、かなり苦戦しました。

また、DAppsを動かすためのインターフェースはだいたいWebページになり、一般的にはJavaScript(Node.js)を使うのですが、私の場合はPythonで動かそうとしています。その情報が少なくて苦労しました。ちなみにNode.jsだと動かせるレンタルサーバが少ない(もしくは高い)というのもネックです。

そんなわけで、この記事はWeb3.0やブロックチェーンまわりのことを全然知らない人が、DAppsを作ってPyshonで触れるようになるという視点で書きました。

将来的にはDAOで組織を作ってWeb3上でサービス展開できればいいなぁと思っておりますが、この記事ではあくまでDAppsを作る点に絞って書いています。

用語の整理

イーサリアム

仮想通貨の一種と思われているかもしれません。それも当たりなのですが、もう一つ、「アプリケーションのプラットフォーム」という面もあります。このイーサリアム上にアプリを置いて、いろいろなサービスを展開することができます。

また、アプリを作ったりアプリに仕事をさせたりした際、「ガス代」という運営コストがかかるのですが、その支払いに通貨としてのイーサリアムが使われます。アプリを使う側はサービス代を支払いますが、その支払いもイーサリアムです。なので、イーサリアム世界でのお金という面もあります。そのような世界に価値を見出してリアルマネーで投資するのが、仮想通貨取引ですね。

ちなみに、このお金の単位はETHと表します。

ブロックチェーン

ブロックチェーンとは、「取引履歴をがっちり管理し、正確な取引履歴を維持しようとする技術」です。イーサリアム上にあるアプリに信号を送り、信号を受けたアプリが何かをするのですが、そのやり取りをブロックチェーンでがっちり記録します。ブロックチェーンを使うと、改ざんなどの不正がしづらくなるそうです。

例えば、「AさんからBさんに100イーサ送ってあげて」という信号をイーサリアム上のアプリに送ったら、そのアプリがAさんの口座からBさんの口座に100イーサを移動させますが、その一連のやり取りをブロックチェーンで記録します。

スマートコントラクト / Solidity

イーサリアム上で動くアプリそのもののことです。これを作ることがすなわち「DAppsを作る」ことになります。

そのアプリを作るための言語がSolidityで、スマートコントラクトを書くための一般的な言語です。機械学習でいうPython、WebアプリでいうJavaScript、スマコンでいうSolidity、みたいな感じです。

Webアプリ / フロントエンドのアプリ

作ったスマートコントラクトに指示を出したり結果を受け取ったりするアプリのことです。

AさんからBさんに100イーサを送る場合、Web画面上に「(誰から?)Aさん」「(誰に?)Bさん」「(いくら?)100」と入力したら、その情報をスマートコントラクトに送りますが、そのWebサイトのことです。

ちなみに私はこれをPythonで作ろうとしています。

開発環境(必要なツール)

いろんなツールがあふれていて、これまた調べるのがしんどかった。。Node.js・npm・Metamask・Remix・Truffle・・・・などなど、結局何がいるのかがピンとこず、迷いました。

で、「開発環境でPythonからスマコンを動かす」ことだけに特化すると、以下のツールとなります。

Remix: Ethereum IDE

スマートコントラクトを作る環境です。が!Web上で作業できるので、インストール不要です。ココ(Remix: Ethereum IDE)に行くだけでOK♪

Ganache(ガナッシュ)

リアルな環境でスマートコントラクトを作ったり動かしたりすると、リアルなイーサリアムを支払うことになり、かなり痛いです。なので、自分のパソコン(ローカル環境)にイーサリアムの世界を再現してテスト環境を用意したいのですが、それをやってくれるのがガナッシュです。

公式サイト https://www.trufflesuite.com/ganacheよりダウンロードして、インストールしましょう。

インストールして立ち上げたら、以下のような画面が出るので、「QUICKSTART」をクリックしてください。

すると、以下のような画面が出てきます。

これでいったん準備OK。画面上部の「RPC Server」のアドレスは後々使います。(HTTP://127.0.0.1:7545 という箇所)

Python

フロントエンドとして使います。一般的にはNode.jsでWebアプリを作るんだと思いますが、それらは使いません。

ちなみに、以下のライブラリが必要になりますので、PIPで集めておきましょう。

pip3 install web3
pip3 install py-solc-x

<py-solc-x>はsolidityプログラムをコンパイルするために必要なのですが、Remixを使っているので、結局いらなかったです。

開発環境として必要なのは、これだけです!

開発環境での実装

いよいよプログラムです!まずは、PythonからGanache(Web3のローカルテスト環境)につないでみます。

Python -> Ganache接続

まず、Ganacheの上のほうに「RPC Serve」という欄があるので、そこのアドレスをコピーしてください。「http://127.0.0.1:7545」とかになっていると思います。

以下のプログラムの「HTTPProvider」の引数部分を、このアドレスに書き換えてください。

from web3 import Web3

# Ganache(Web3)につなぐ
w3 = Web3(Web3.HTTPProvider('HTTP://127.0.0.1:7545'))

# つながったかのチェック
w3.isConnected()

実行して「True」が帰ってきたら、成功です!
「False」が帰ってきたら失敗なので、ガナッシュのアドレスを再度チェックしてみてください。

残高確認

もうちょっと遊んでみましょう。以下のコードを追加してみてください。

# 1番目の人のアカウントIDを取得
id0 = w3.eth.accounts[0]
# その人の保有残高をチェック
w3.eth.getBalance(id0)

「100000000000000000000」って返ってきてますよね?「この人は100ETH持ってますよ」という意味です。0が多すぎて見づらい場合は、以下のように単位を指定することもできます。

w3.fromWei(w3.eth.getBalance(id0),"ether")

これで、“100”が帰ってくるようになりました。

送金

今度は、1人目から2人目にお金を移してあげましょう。そのコードを動かすためには、送信元(1人目)の秘密鍵が必要です。以下の画像のようにGanacheのカギマークを押して、PrivateKeyをコピーします。

秘密鍵をコピーしたら、Pythonに戻って以下のコードを実行しましょう。(まだ準備だけです)

# 送信元(1人目)のアカウント番号
account_from = w3.toChecksumAddress(w3.eth.accounts[0])
# 送信先(2人目)のアカウント番号
account_to   = w3.toChecksumAddress(w3.eth.accounts[1])

# 秘密鍵をセット
private_key = '***ここにコピーした秘密鍵をペースト***'

# そのアドレスから何回トランザクションが送られたか
nonce = w3.eth.getTransactionCount(account_from)
print(nonce)

# トランザクションを作成(「10ETH送ります」というトランザクション)
tran = {'nonce': nonce, 'to': account_to, 'value': w3.toWei(10, 'ether'), 'gas': 2000000, 'gasPrice': w3.toWei('50', 'gwei')}

# そのトランザクションに、自分のサインを入れる
signed_tran = w3.eth.account.signTransaction(tran, private_key)

あとは送信するだけ!まず、Ganacheに行って1人目と2人目のBALANCE(残高)を確認しておきましょう。確認したら、以下のコードを実行してみてください。

# トランザクションの実行
tran_hash = w3.eth.sendRawTransaction(signed_tran.rawTransaction)
w3.toHex(tran_hash)

実行した瞬間、Ganacheの残高がパッと変わったら、資金移動成功です!ちなみに10ETHって、円に換算すると200万円くらいです。なんかうらやましい。。

Solidityでスマートコントラクト作成

まだ残高確認とか資金移動とか、デフォルト機能を使っているだけで、自分で作ったスマコン(アプリ)を動かしていません。次は自分で作ったスマコンを動かします。

RemixというWebツールを使いますが、
プログラムを書く
 ↓
コンパイルする
 ↓
デプロイする
という流れです。

Solidityでスマコンを作る:プログラムを書く

まず、Remix開発環境に行き、File explorer→Create New Fileと押すと、その下に「ファイル名入れてね」的なスペースができるので、「Hello」と名前を入れましょう。(名前は何でもOKです)

右のほうに空ページが出てきていると思うので、そこに以下のHelloプログラムを貼り付けてください。

pragma solidity ^0.4.23;

contract HelloWorld {
  function get() public pure returns (string memory) {
    return "Hello World";
  }
}

<ちょっと脱線>
CriptoZombieって知ってますか?Solidityのプログラムをすごく丁寧に教えてくれるところで、めちゃくちゃおススメです。ぜひそこで勉強してみてください。

CriptoZombie

Solidityでスマコンを作る:コンパイルする

以下の画像のようにポチポチと押せば、コンパイル完了です。

Solidityでスマコンを作る:デプロイする

ここがちょっと厄介です。というのも、「どこにデプロイするか」を指定するのですが、そこが若干面倒です。

まず、ENVIRONMENTから、デプロイ先をGanache Providerにします。

ダイアログボックスが出てくるので、RPCアドレスを書き換えます。私の場合は、デフォルトだと「http://127.0.0.1:8545」になっていたので、7545に書き換えました。

接続先を選んだら、Deployというオレンジのボタンを押します。

これでGanache環境にデプロイできました。

またPythonに戻るのですが、「コントラクトのアドレス」と「ABI」の情報が必要になるので、以下の要領でコピペしておいてください。

コントラクトアドレス
Deploy画面の下のほうにあります。

ABI
コンパイル画面の下のほうに「Compilation Details」というボタンがあるので、それを押すとダイアログボックスが出てきて、ABI情報をコピーできます。

PythonからHelloに接続

以下のプログラムをPythonで書いてください。ポイントは「contractAddress」と「ABI」です。これら2つの変数に、Remixからコピペしておいた値を貼り付けます。

注意点はABIで、そのまま貼り付けて回すと「trueって変数は定義されてないよ」というエラーになります。なので、“true”を“True”と大文字に変えてあげてください。“false”も同様に変更しましょう。

Tabとかも入ってますが、そのままでOKです。

# ライブラリのインポート
from web3 import Web3

# 接続
w3 = Web3(Web3.HTTPProvider('http://127.0.0.1:7545'))

contractAddress = '**********************'
abi = [
	{
		"constant": True, #手動でtrueからTrueに変更
		"inputs": [],
		"name": "get",
		"outputs": [
			{
				"name": "",
				"type": "string"
			}
		],
		"payable": False, #手動でfalseからFalseに変更
		"stateMutability": "view",
		"type": "function"
	}
]

# コントラクトオブジェクト生成
myhello = w3.eth.contract(address=contractAddress, abi=abi)

# 呼び出し
print(myhello.functions.get().call())

実行して、「Hello World」と帰ってきていれば、大成功です♪

この一連の作業で、

  • Solidityでスマートコントラクトを作成
  • Ganacheというテスト環境へスマコンをデプロイ
  • Pythonでそのスマコンを操作

ということができるようになりました。今回は「Hello World」という文字をスマコンからとってくるだけでしたが、今度はスマコンに値を書き込みます。

http://fxscore.com/2022/09/13/python%e3%81%a7%e3%82%b9%e3%83%9e%e3%83%bc%e3%83%88%e3%82%b3%e3%83%b3%e3%83%88%e3%83%a9%e3%82%af%e3%83%88-%e9%80%81%e4%bf%a1%e7%b7%a8/

今回のプログラムは、あくまでテスト環境なので、自分のパソコン内に閉じた話です。次は、世界に出ていこうと思います。まずはMetamaskを使ってテストネットワークで遊んでみて、それができたらいよいよリアルワールドに出ていこうと思います。

その際、リアルな仮想通貨(なんか変)を使うことになるので、まずは仮想通貨買っとかなきゃ。。。

仮想通貨の勉強まとめ(海外取引所編)

「仮想通貨をGMOコインで始めました」という記事を書きましたが、その続編です。

Solidityというブロックチェーンのプログラムをしたくて仮想通貨を勉強しだしたのに、投資方面にどっぷり進んじゃってます・・・

前の記事 → こちら

ステーキングとは?

まず、海外取引所に行くきっかけになった「ステーキング」を説明します。

円とかドルとか、国が発行している通貨は、発行や流通などの管理は国や銀行その他企業が行ってくれています。

一方で、仮想通貨の世界ではそれを管理してくれる会社が(原則)ありません。でも、取引作業(流通)などは発生しているし、取引の記録が正しいかどうかのチェックなども必要です。

この事務作業を誰がするかというと、仕組みによって違ってきます。PoSとかPoWとかでググると詳しい記事が出てきますが、PoSという仕組みで動いている仮想通貨であれば、その仮想通貨を持っているだけで事務作業に参加してるとみなされ、事務作業代をもらえるんです。これがステーキングです。

ただし、ステーキング代金をもらうためには、仮想通貨を事務作業部隊に一定期間預けて、その間取引できないようロックされます。定期預金みたいなものです。塩漬けスタイルにはピッタリ。ただ相場が劇落しても動かせませんので、その点要注意(実際には換金できますが、相応のコストがかかります)

また、PoSという仕組みで動いている仮想通貨じゃないと、ステーキングができません。一番有名なビットコインはPoWで動いているので、ステーキングできません。

どこでやる?(業者選び)

GMOコインでもステーキングサービスを提供してくれているのですが、対象通貨はちょっとマイナー。一番有名なのがカルダノ(ADA)という時価総額10位以内の通貨ですが、オンラインカジノ向けの仮想通貨だそうで、ちょっと微妙。。

私はETHを長期保有したいので、ETHをADAに交換してステーキングしても、ADAの価格が下がったら泣くに泣けないと思い、手を出しませんでした。

ちなみにETHはPoSじゃなくPoWで動いているシステム。だからステーキングできないのかと思いきや、いろいろごにょごにょあって、ETHでもステーキングができることが判明!!!(詳しくは「ETH2.0」とか「The Merge」とかでググってみてください)

がしかし、ETHのステーキングができる取引所は日本にはありません。で、たどり着いたのが「Binance」という取引所でした。ここだと、ETH2.0というサービス(ETHのステーキングみたいなもの)を受けられます。

バイナンスは世界で最も取引量が多いそうですが、拠点は中国(香港)ということもあり、ぶっちゃけちょっと気が引けました。

ただ、バイナンスは中国元の取引を停止させられた(中国マーケットからの撤退)にも関わらず取引所は続いており、どこかのゆるい国がBinanceに認可を出している限りサービスを続けるのではないかと考え、バイナンスを使うことにしました。

この辺りは自己責任で^^

バイナンスのサイト
https://www.binance.com/ja/activity/referral-entry/CPA?fromActivityPage=true&ref=CPA_0076H1FP0S

なぜGMOコインを使わない?

理由は2つで、「ETHでステーキングができる(ADAに交換したくない)」と「Binanceのほうが利回りが高い」からです。あくまで想像ですが、日本ではFXなどと比べるとあまり流行ってないサービスなだけに、GMOコインで結構抜いてるんだと思います。

とはいえ、それほど大きな差でもありませんでした。GMOコインでも、カルダノで4%と結構いい利回りです。

一方でバイナンスは、60日※で4.65%。そこまで大きな開きではないですね。
※ 預け入れる期間のことで、「60日は資金を塩漬け」です。

海外取引所が不安な場合は、カルダノに変えてステーキングするのもありかもしれません。ADAの価格下落には注意ですが。

バイナンス設定(日本語化)

バイナンスのサイトにログインしたら、右上の歯車アイコンの横に、「表示通貨」「言語」が選択できるところがあります。ここを「日本語」と「JPY」に変えましょう。

微妙な日本語になりますが、英語よりはよっぽどわかりやすいです。(私の場合は・・・)

資金移動

バイナンスは円を受け付けてくれません。ただ、仮想通貨はいくらでも受け入れてくれます♪

ということで、GMOコインで買ったETHをバイナンスへ移動させます。いくら移動させてもタダですが、バイナンスから出勤する場合は手数料を取られるみたいです。(かなり安いですが)

ちなみに、送金がノーコストでできるのも仮想通貨の魅力ですね。今後資金を追加する際も、円を使ってETHをGMOコインで買った後、そのETHをGMOコインからバイナンスへ送るという流れになります。

手続きの流れは、まずバイナンスのサイトで「入金先のアドレス」をコピーします。口座番号みたいなものです。次にGMOコインのサイトに行って、「送金先口座」を登録します。バイナンスの口座番号をコピペする感じです。

登録ボタンを押したら、いったん待ちです。というのも、その口座が怪しくないかGMOコイン側で審査が行われます。審査がOKとなれば、資金移動ができるようになります。私の場合、土曜日に登録作業を行って日曜日には送金できるようになってました。GMOやるじゃん。

ETH2.0をステーキングするな!

それではいよいよETH2.0のステーキングです。
上のところに「収益」というのがあって、そこにマウスを持っていくと「ETH2.0」があります。そこに行けばETHでステーキングできるのですが、、、、ちょっと待った!

結論から言うと、ここから買わないほうがお得です。BETHというコインをトレードで買ったほうがいいです。

BETHとは?

イーサリアムはとても大きなバージョンアップをしようとしています(The Merge)。その事務作業のためにETHをかき集めています。そこに資金を預けて得られる報酬がETH2.0ステーキングというわけです。

ただ、その事務作業に参画(投資)しようとするには32ETH(500万円以上)ETHにつっこまないといけません。ハードル高いですよね。なので、バイナンスが個人から小額を集めてまとめて投資してくれます。お金を出してくれた人には、ステーキング報酬の分配に加えて、BETHという“お金出してくれた証拠コイン”を発行します。

このBETHは、イーサリアムのバージョンアップが完了した段階(2023年予定)で、1:1でETHに戻してくれます。

このステーキングに参加すると、バージョンアップが完了するまで資金は完全ロックされ、使えなくなります。でも、どうしても急な出費でお金が必要になる人も出てきます。

そんなわけで、「私の1BETHを0.95ETHでいいから今交換して」というトレードが成立します。

トレードでBETHを買おう

サイトの上のところに「収益」から「ETH2.0」へ行き、「今すぐステーク」でBETHを買った場合、1:1です。10 ETHを出したら、10 BETHしかもらえません。

一方、トレードでBETHを買う場合は、10 ETHを出せば10.5 BETHくらいもらえます。「200万円投資したら10万円のおまけがついた」という規模感なんで、ばかになりません。

ちなみに、こうやってトレードで買ったBETHにも、ステーキングの利回りが付きますのでご安心を。

ETH2.0の確認場所

これが結構厄介でした。

最初、「ETH2.0ステーキング」ページの“配布記録”を見たのですが、そこにはトレードで得たBETHの記載がありません。なので「ほんとに利回りもらえてるの?」と心配になりましたが、実績見たらバッチリもらえてました。

上のほうの「ウォレット」から「フィアットと現物」のページで確認します。一覧にBETHが出ていると思うので、それをクリックすると右側に詳細画面がポップアップして、購入履歴に加えて利息分も表示されます。

ここで一点注意。その購入履歴(明細)の中には、「ETH2.0」からステーキングをして購入したBETHの履歴が出ていません。ただ、現物一覧のところの合計金額には、ETH2.0ステーキングから購入した分も加味されています。

ETH2.0の利回り=約4%(2022/9月 時点)

これがなかなか見つからない。。「ざっと5%くらいだけど、流入量が増えたら利回りは減る」という記事しか見つからないので、自分で利回り計算しました。

以下が実際の履歴です。「トレード(緑)」がトレードで購入したもの、「ステーキング(オレンジ)」がステーキングで購入したものです。

利息は、どうやら2日遅れで入ってくるみたいで、2日前の金額に応じて入ってきます。おおむね4%程度。利息で得た報酬にも利息がのっかるのか(複利)気になりますが、額が小さすぎて検証できないので、後日検証します。

9/12に勇気を出して5ETH購入。そしたら0.223のおまけゲット♪ 結構大きいですよね。

対象コインに迷う

せっかくなので他のコインも見てみようと、上のほうにある「収益」ボタンから「ステーキング」に行って、取り扱いコインを見てみました。

すると、、、利回りが20%越えなコインがめっちゃ出てきます!

投機のために仮想通貨を始めたわけじゃないけど、でもちょっと心が動いちゃいますよね。「利回り20%だったら、3年で倍やん。100万円が200万円って、ムフフ」と妄想していたのですが、そうはなりませんでした。

最大取引量が決まってるんです。例えば、OMというわけのわからんコイン(MANTRAという世界のコインらしい)は年利30%なのですが、最大でも600OM(4000円くらい)しか投資できません。しょぼ。。。

逆にそれだけ小規模なら、死にコインをつかまされてもいっか なんて気持ちになって、いくつか買っちゃいました。PORTOというコインが年利30%で20万円くらいまでいけます。調べた限りこれが一番大きな金額でした。

ちなみにPORTOというのは、ポルトガルのポルトというサッカーチームのファンクラブ向けコインだそうで、イベント参加やグッズがもらえるみたいです。私は興味ないですが、こういう使い方って、ブロックチェーンの本来の姿みたいな感じで、なんかいいですよね。じきに日本でも「ジャニオタコイン」とかでてこないかな。円より安定しそう♪

セービング(フレキシブル)

これはまさに普通預金と一緒です。ステーキングは一定期間資金がロックされますが、こちらは出し入れ自由です。その分金利が低いです。

と思っていたところ、、、「BUSD年利20%」という広告が目に飛び込んできました!

BUSDというのは、ドルと連動させたステーブルコインと言われるもので、1ドル=1BUSDに(ほぼ)固定されている通貨です。ドルそのものと思っていいと思います。

で、ドルが年利20%ってあり得ないですよね。よくよく見ると、「200BUSDまでは20%、2,000BUSDまでは10%、それ以上は0.4%」となっていました。プロモーションってことですね。

とはいえ、「2,000ドルまでは10%つくのか」と思い、買っちゃいました。ただしBUSDはバイナンスが発行しているドル連動仮想通貨なので、リスクはあるんだと思います。これまた自己責任でお願いします。私は、競馬で20万円スるよりよっぽどリスク低いと考え買っちゃいました♪

定期セービング

定期セービングなるものもあります。これだとがっつり投資でき、利回りも5%です。FXのスワップだとUDS/JPYで2%台ですかね?それと比べると相当高いです。

が、残念ながら2022/9/11現在売り切れ中で、購入できません。チャットで問い合わせてみたのですが、いつ再開できるかは分からないとのこと。

ETH2.0もざっくり5%ですが、ETHの価格変動が怖いので全額ETHというのもできないので、いくらかはBUSDを定期セービングで保有しておこうと思います。早く再開してほしい!

バイナンスのプチ不満

まず、JPYに対して塩対応です。ETH/JPYをはじめ、円ベースのチャートがありません。なので、ETH/JPYを見たいときはGMOコインのスマホアプリを使ってます。

また、ステーキングやセービングをする際、いったんそのコインにコンバート(変換)してから買うのですがコンバートが面倒くさい。。パソコンからだったらまだいいのですが、スマホからだとまず無理です。

調べた知識はこのくらいです。
またいろいろと書き足していこうと思います。

もしバイナンスに興味を持たれた方は、以下のリンクから登録してもらえると嬉しいです。

https://www.binance.com/ja/activity/referral-entry/CPA?fromActivityPage=true&ref=CPA_0076H1FP0S

仮想通貨の勉強まとめ(投資を始めるまで)

2022/8月にWeb3.0というものを知り、それを勉強するには仮想通貨が必要ということで、色々調べて気が付けば投資してました。

ミイラ取りがミイラになったわけですが、その過程を書いていこうと思います。

そもそも仮想通貨とは?

仮想通貨とは、ぶっちゃけ単なる投機商品としか思っていませんでしたが、実は目的があることを知りました。

例えば、ビットコインは国とかの中央管理者がいない決済システムを作ろうと思い立って作ったシステムで、イーサリアムはアプリケーションの開発プラットフォーム(アプリを作るための基盤)として作られたものです。リップルは、円→ドルなど通貨の送金をスムーズにするための金融システムを目的にしているそうで、別々の通貨と通貨をつなぐ特徴から「ブリッジ通貨」とも呼ばれています。

それらの目的を達成するためデジタル通貨を発行し、その目的に投資家が集まっているのです。ネットには「儲かる」「詐欺」みたいなうさん臭い記事が多いのですが、実は立派な設立目的があったんですね。

私の投資対象・投資スタイル

私は自分でDAppsというブロックチェーン上のプログラムを作りたいと思っているので、“アプリケーションの開発プラットフォーム”であるイーサリアムを買うことにしました。
もう一つ、ソラナ(SOL)というイーサリアムのライバルのような仕組み(仮想通貨)があるので、そちらも買っていこうと思います。
投資スタイルは、長期保有の塩漬けスタイルです。ちなみにこのスタイルをガチホというらしい。

現物 vs. レバレッジ

結論から言うと、現物保有になります。FXと違って、仮想通貨はレバレッジだと保有しているだけで手数料を取られます。ガチホ前提なので、それはもったいないですね。

“取引手数料無料”とかうたいつつ保有で手数料を持っていってる業者さんが多かったですので、ご注意ください。

FX(Swap)との比較

仮想通貨を調べている過程で、「長期保有なら、そもそもFXのほうが得?」と思うことがありました。というのも、FXはスワップ、すなわち利息みたいなものが付くため、長期保有前提の人には魅力的です。

しかし!仮想通貨にもFXのスワップみたいなものがあり、かつ利回りが高めに設定されているので、FXのお金は全部抜いて仮想通貨に回しました。この利息みたいなものを、「ステーキング」とか「セービング」といいます。(詳しくは後述)

これが知れただけでも調べた甲斐があったと思いました♪

ちなみに、利回りが高いということは、それだけリスクも高いということになりますので、その点はご注意ください。私は、「業者が抜いている分が少ないから高めに設定できてる」と判断しました。

販売所取引 vs. 取引所取引

結論から言うと、取引所取引を選びました。

これもよく知らず、結構調べさせられました。取引所取引は取引手数料がかかりますが、販売所取引は手数料無料です。がしかし、販売所取引にはスプレッド(売りと買いの価格差)があり、この額が手数料に相当します。この額は、取引所取引の手数料の数倍です。

すなわち、取引所取引のほうが圧倒的にコスト有利です。

“取引手数料無料”を強調しまくってる業者さんが多くて最初は騙されましたが、そういう会社ほどスプレッドが異様に広いです。

ちなみに、取引手数料は、指値で取引すれば無料になる(ってかもらえる)ことがあります。詳しくは後述。

業者選び

私はGMOコインを選びました。スギちゃんがCMをやってるので一番うさん臭そうでしたが、調べた限り私の投資スタイルに最も合ってました。

まず、「イーサリアム(ETH)を取引所取引で売買できる業者」という条件で結構いなくなります。だいたいのサイトが推しているDMM FXは販売所取引しかやってなく、スプレッドも広いです。そりゃ手数料無料だわ。CoinCheckは、取引所取引はできるのですがETHは対象外のようでした。

残った選択肢がBitFlyerとGMOコインくらいで、ちょっとだけ手数料が安いGMOコインを選びました。ちなみに、今(2022/9/11)調べたら、SBI VCトレードというところもETHを取引所取引できるみたいですが、スプレッドがあるんですかね??(https://www.sbivc.co.jp/prices)

ということで、皆様「取引手数料無料」に騙されないでください♪

口座開設(おまけ情報)

あとは口座開設するだけですが、「ハピタス」というポイントサイト経由で申し込むと、ポイントがちょっとだけもらえます。(1000円分のポイント)

いわゆる、ポイントサイトってやつです。楽天の買い物とかでも、ハピタス経由で買うとポイントが余分に付くのでおススメですよ。私はそのポイント(ハピタスポイント)をAmazonギフトに変えてます。

この記事が役に立ったようでしたら、以下のリンクからハピタスに登録していただけると嬉しいです。

https://hapitas.jp/register?i=22662515&route=pcText

入金&ETH購入

口座開設できたら、あとはドーンと入金してドーンと仮想通貨を買うだけです。ただ、買い方でちょっと気になる「メーカー(Maker)」と「テイカー(Taker)」を説明します。

メーカーとは相場を作る人、テイカーとは相場を安定させる人だそうで、私は「指値で入るとメーカー」「成行で買うとテイカー」と理解しています。実際、成行価格の0.0001ETH下で指値で入っても、Maker扱いしてくれました。

で、GMOコインの場合、Makerだと手数料をもらえます。払うんじゃなく、もらえるんです。ただ、100万円の売買でも100円。

一方で、Takerは手数料を払います。ただすごく安くて100万円で500円くらい。

私は、コストも安いので成行で買ってます。MakerとTakerの差の600円のために、「0.0001が下がらずにドーンと値が上がりして買えなかった」なんて悲しすぎますので。

取引回数の多いスタイルだと気にしたほうがいいかもしれませんね。

ETH購入後(ステーキングとの出会い)

私の場合、差益狙いでもない塩漬けスタイルなので、また毎月買うのも面倒くさいので、買った後は特にすることがありません。

で、サイト内をうろちょろしていたところ、「ステーキング」という単語に出会いました!

仮想通貨の場合、塩漬けしてても利息はもらえません。儲けるためには差益が必要です。お金を塩漬けしてるだけって、もったいないですよね。これに利息をつけてくれるのが、ステーキングです。

ちなみに、GMOコインでもステーキングできるのですが、しませんでした。

その理由など、ここから先はお金が世界に出ていき(海外の取引所)、内容も結構変わるので、ページを分けて書いていきます(以下のリンク)。

http://fxscore.com/2022/09/11/%e4%bb%ae%e6%83%b3%e9%80%9a%e8%b2%a8%e3%81%ae%e5%8b%89%e5%bc%b7%e3%81%be%e3%81%a8%e3%82%81%ef%bc%88%e6%b5%b7%e5%a4%96%e5%8f%96%e5%bc%95%e6%89%80%e7%b7%a8%ef%bc%89/

最後まで読んでいただきありがとうございました。